嬬恋村は「モータースポーツ発祥の地」であります。昭和３０年代には、日本のモータースポーツの幕開
　けといえる「全日本オートバイ耐久ロードレース（浅間火山レース）」や「全日本クラブマンレース」が浅間山
　麓にある村有地、通称：「浅間サーキット」で開催されていました。

　　浅間サーキットは、国内の二輪製造メーカー１９社が社団法人を設立し、通産省（当時）の支援を受けて、
　昭和３２年７月に「浅間高原自動車テストコース」として建設されたもので、二輪・四輪メーカーの品質・性
　能の向上、また日本のモータリゼーションの発展に大きく貢献しました。さらに、ライダー達の多くがその後
　の世界ＧＰや四輪ドライバーとして活躍したことから日本モータースポーツ発祥の地とされています。

　　その後、しばらく活用されない時期が続いていましたが、有志による活用と気運の醸成により、平成２１年
　４月２８日に「嬬恋村モータースポーツ推進機構」が設立されました。

　　当機構は、モータースポーツ発祥の地として、各種事業を通じて健全なモータースポーツの発展と安全
　運転技術・モラルの向上、また環境問題にも取り組み、「モータースポーツ発祥の地　嬬恋村」から新たな
　モータースポーツのあり方を追求するとともに、地域の活性化や交通安全の推進にも寄与することを目的と
　して活動を行っています。

　　当機構の活動がモータースポーツ界の更なる発展と地域経済の活性化につながるよう取り組んでいく
　所存でありますので、関係各位の一層のご指導・ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます。

　　　　平成２４年９月５日

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　嬬恋村モータースポーツ推進機構
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　会　　長　（嬬恋村長）　熊　川　　栄